本番前の最後のお休みです。
この間にも、本番のある人、別現場で仕事のある人、様々です。
私は衣装や小道具を探したり、台本さらったり、宣伝したり。
稽古が無いと落ち着かないものです。
まだまだやりたいことは沢山あって、返したいところ、合わせたいところ、確認したいところ、固めたいところ。
時間が足りないと思うのはどんなときでも必ずで、毎回毎回、よっしゃ!完璧!!なんてことは全然無くて、ああ、もっとこうしたい、ああしたい、時間が足りない!と心底思うのです。
じゃあもっと前から始めれば、なんて当たり前の事が何故出来ないのか。学生の頃と違って、皆それぞれ色んな仕事をしていて、稽古場も教室を使えるわけでもなくどこかを探さなければならない、たった5人のキャストでも全員が揃って稽古が出来る、丸1日出来る、なんてことも無い訳で。
その限られた時間で、何をどこまで出来るのか、という勝負を毎回毎回する訳です。
特に今回は小さな劇場なので、その限られた空間の中でどんな表現が出来るのか。
それでも、この舞台をやるに当たって掲げたいくつかのうちの1つ、『ちゃんとした劇場で』やることが叶うのです。その他は、終わったら、お話しするかもしれません。
スタジオやカフェではなく、ちゃんとした劇場で。
初めての挑戦にしては規模が大きすぎるくらいです。もっと小さな劇場なんて他に沢山ある。蓋を開けたら客席がガラガラかもしれない。不安と恐怖に襲われる毎日です。折角作り上げたものをできるだけ沢山の人に見て貰いたい、集まってくれたキャストさんの為にも、自分のためにも。
それでも、今、ここで、この作品を、このひとたちとやることに意味がある。そう信じて前に進むのみ。自分が信じられないものを他人が信じられるわけが無いのだ。
さあ、明日からの一週間、やれることを、やろう。
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