恋愛戯曲、無事に終演致しました。
本当に好評で、動員は少なかったですが、本当にこの公演をやって良かったと思える作品になりました。
一度見ただけでは読んだだけでは理解が難しい作品です。それでも、分からなくてもいいと私は思っています。勿論、分かりやすい方がお客様には親切です。
ですが、それだけではないと、私は思います。
この作品、私は初演だけ見ました。
そのあと、再演をDVDで最近見ましたが、話はかなり分かりやすくなっていました。
分からなければ、伝わらなければ意味がないかもしれない。でも、それだけではないと、私は思います。
だから、分からなくてもいいと思っています。
物事全てに説明をつける必要は無いと私は考えます。そんなに全てに明確な答えを求める必要はあるのだろうか。
理由がいるの?
谷山の台詞です。
皆、意味を、説明を、答えを求めすぎていませんか。
この戯曲をそのまま上演すると二時間を超えます。
たくさん、削りました。
時代的なギャグや説明台詞、無くても繋がるところをカットしました。
ぜんぶ、私には大切な台詞です。
どうでもいいギャグは、分かる人が少なかったとしても、どれも、私の好きなものです。
知らない人には何の事か分かりません。それでも、私には大切な台詞たちでした。
それでも、二時間を越えたくない、と言う思いが強かったので、涙を飲んで堪えました。
この作品は私の一番好きな戯曲です。
この難解な戯曲をお客様が何処まで受け入れてくれるのかの不安はありました。
それでも本当に温かい感想の数々、何度か見に来てくださった方もいて、本当に嬉しく思います。
千秋楽は、まさかのダブルカーテンコール、予想もしていなかったので本当に感激しました。
ああ、この企画をやって、良かったなと心から思いました。
まだ頭の中も纏まっていないので、落ち着いたら、また何か書くかもしれません。
一先ず、この企画に関わって下さったすべての方に感謝します。
有り難う御座いました!
最後に、この戯曲をもう一度開くきっかけをくれたアーティストに感謝を込めて。
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