吉雄

少し時間が空いてしまいました。
吉雄です。
物語の冒頭から最後まで、ずっと語られる人物、吉雄。
実子にとっては忌むべき存在だった吉雄も最終的には現実では無くなってしまいます。
誰がなんと言おうと、自分には約束を交わしたと言う事実と自信がある吉雄。
実際どんな事情で会いに来れなかったのかは定かではありませんが、確かに扇を大事に持っていました。
元のお話しでは所謂今で言う出張、すぐには帰れない事情がありました。
現在で考えると、電話もメールもありますし容易に連絡は取れるんですけどね。

花子の噂は聞いていましたが、面と向かって自分のせいだと言われると辛いところがありますよね。
台本越しでもかなりの圧力がありました。
実子の回想に、吉雄も花子を見ます。
花子との再開。
一瞬、心が通じあったのか、2人の出会いの回想なのか。
しかし花子は吉雄を認識できません。
あなたは吉雄さんじゃないわ
花子の中で吉雄は理想の人物に昇華され、花子の中でしか存在しない。
永遠に花子は吉雄を待ち続けるのでしょう。

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