能『班女』

三島の近代能楽集ではなく、元のお話、能の班女は、ハッピーエンドで終わります。
三島の班女も、ある意味ハッピーエンドなのですが、少し、違います。
登場人物も少し、違います。
そんな話を先日の稽古帰りに準ちゃん(石関さん)と話していて、中々面白いなあと思いました。
良かったら、元のお話も読んでみて下さいね。

さて、私は趣味で殺陣を習っているのですが、そこで教えてくれている先輩が、丁度(能の方の)班女をモチーフにした剣舞を考えてたと言うので、お願いして見せて貰いました。
剣舞は剣舞なのですが、基本は扇子を使った構成殺陣で、吉田少将と花子の2人の作品でした。
私の勝手なイメージで、班女は静かなイメージだったので、とても躍動感のあるな動きにびっくりしました。
花子が狂女となって踊り狂う事を思えばなるほどそうだよなあと後から思いました。後半はほぼ即興的に作ったとの事でしたが、人によってイメージって違うよなあと改めて思ったのでした。
何事にもあてはまるけれど、大体自分の見てきたものや想像の中でしか物事考えられないので、そこで別の人の意見や考えを知ると本当に驚かされる事がよくあります。
当たり前と言えば当たり前なのですが、そうやって広がっていくものなんですよね。
だから、誰かと何かをするのって面白いんだろうなって思います。
1人では分からないものがあるし、1人では見えない景色がある。
誰かと関わることで新しい発見があるのがこの世界で生きている醍醐味なんだろうな。

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